今回は無料CGソフトで、リアルな草原の作り方を解説します。
Blenderをインストールしていない方は、ダウンロードしてください。
では、始めて行きます。
草を生やす地面を作る
Blenderを起動してください。
まずは、草を生やす地面から作っていきます。
地面は平面から作りますが、より自然体に見えるようにでこぼこした地形に変えていきたいと思います。
平面を追加します。
出てきた平面をクリックし、Sキーを押しサイズを大きくします。
サイズのスケールはだいたい、スケールX,Y,Zともに11くらいです。
土を凸凹させる方法
ここから平面にゆがみを入れていきます。
ーざっくりとした流れー
- メッシュを細かくする
- それぞれのメッシュの方向を変える
- さらにメッシュを細かくする
- さらにメッシュの方向を変える
- これによりぼこぼことした平面ができる
まずは、Tabキーを押してください。
Tabキーを押すと、頂点や辺などのメッシュの編集が可能になります。
平面にカーソルを合わせ、右クリックしメニューが開いたら、メニュー上の一番上にある細分化をクリックしメッシュの数を増やします。
そして、分割数1の状態で、フラクタルを1.1にします。
すると、上の画像のようにゆがみが入ります。
もう一度オブジェクトを右クリックし細分化します。
今度は分割数を10にしてみてください。
分割数を10にすると、メッシュが増えますが、ぐちゃっとした形状になるかと思います。
なので、フラクタルの数値を小さくし形状を調節する必要があります。
フラクタル数値を0.4にしましょう。
そしてもう一度オブジェクトを右クリックし、細分化をクリック。
分割数を5、フラクタル数値を1.6にします。
(※注:メッシュの数が増えれば増えるほど処理に時間がかかり、重くなったり、まれにブラウザが落ちたりするので、こまめにデータを保存しておきましょう。)
Tabキーを押し、オブジェクトを右クリック。
メニューからスムーズシェードをクリックします。
スムーズシェードをかけることによりぼこぼこしていたメッシュのつなぎ目が滑らかになり下の画像のようになります。
レンダリングを変更する
次に、レンダリングをcyclesに変更します。
レンダリングをCyclesに設定するには、上図の画面右部分の上から二番目にある電子レンジのようなマークをクリックし一番上のレンダーエ…と書かれている項目で変更できます。
レンダリングをする際に、反射する光の量や、透明感などをより現実に近い質感の処理をしてくれるためリアルなオブジェクトを作りたい場合はeeveeよりもCyclesを選択しましょう。
平面にテクスチャを貼る
Cyclesの選択ができたら、ぼこぼこしたオブジェクトに土のテクスチャというものを貼ります。
テクスチャとは、二次元の画像を三次元のオブジェクトに貼ることができる画像のことです。
ーテクスチャの種類ー
- カラー
- ラフネス
- ノーマルマップ
- バンプ
- ディスプレイスメント
などがあります。
このテクスチャの素材は、サイトから提供されており無料でダウンロードできます。
↑こちらのテクスチャ配布サイトは、利用者の多いサイトで、私もよく利用させてもらっているサイトになります。
こちらのURLをクリックし、explore allというボタンを押すと。
このように、テクスチャが並んだ画面が表示されます。
ここで好きな素材のテクスチャを選びダウンロードしてください。
今回は土の素材のテクスチャが好ましいので、検索欄にGroundと入力しダウンロードします。
次に画面上のShadingをクリックします。
新規追加を押し、ノードを追加します。
プリンシプルBSDFをクリックし、Shift+Ctrl+Tキーを押します。
そうすると、ファイルが開くので先ほど保存したテクスチャのファイルを開き、normal・raghnes・colorと書かれているファイルをCtrlキーを押しながら複数選択します。
そうすると、このように自動的にノードをつなげてくれテクスチャを貼ることができます。
これで土の作成は完了です。
今回はこれくらいにしておこうかなと思います。
草を作るのは次回のパートにします。
最後まで本記事を見ていただきありがとうございました。
では、また次回の解説で。
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